Olena Harmash Pavel Polityuk

[キーウ  3日 ロイター] - ロシアは3日、ウクライナのエネルギーインフラに対し、複数回にわたる大規模な波状攻撃を実施した。数十発のミサイルと数百機のドローン(無人機)で各地の電力供給を遮断し、広範囲で停電が発生した。米国が仲介する和平協議再開を1週間後に控えた中での攻撃となった。

ウクライナのゼレンスキー大統領によると、ロシアは289機のドローン、17発の弾道ミサイル、59発の巡航ミサイルを発射し、南部の黒海沿岸にある港湾都市オデーサから西部のリウネまで、発電所や変電所を攻撃した。

一方、ロシア当局は、ウクライナの夜間のドローン攻撃により、中部ヤロスラブリ市の主要な石油精製所が炎上したと主張した。

ウクライナ最大の民間エネルギー会社DTEKは、同社が運営する5カ所の火力発電所のうち3カ所が稼働停止に追い込まれたと明らかにした。ウクライナ当局によると、この被害により首都キーウと少なくとも他の6つの地域で停電が発生した。

コレツキー首相は、鉄道も攻撃を受け、旅客車両や機関車、駅に被害が出たと述べた。

ゼレンスキー氏は「これら全てが米中間選挙の当日に起きていることは、極めて示唆に富む」と述べ、ウクライナへの追加の防空体制を求めた。さらに「ロシアは、米国がこのシグナルに気づかないだろうと考えている。しかし、こうしたテロ行為は認識され、阻止されなければならない」と強調した。

ウクライナとロシアは来週、アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビで米国を交えた3カ国によ‌る実務者協議を開く計画で、実現すれば2月以来となる。

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