Luc Cohen
[2日 ロイター] - トランプ米政権が、米国市民でない可能性があるとする有権者のリストを州に送り、その票を集計しないよう求めたことに対し、連邦地裁が2日、一時差し止めを命じた。
首都ワシントンの連邦地裁は、司法省と国土安全保障省が、市民でない可能性があるとする登録有権者のリストを州に送付することを一時的に差し止めた。あわせて、州の選挙当局に対し、それらの有権者の票を分離するよう求めること、または市民権が証明されるまで集計しないよう求めることも差し止めた。
原告側は、政権側の行為は、機密性の高い個人情報を連邦政府が開示することを制限する1974年プライバシー法に違反していると主張していた。
連邦地裁のチュトカン判事(オバマ元大統領が指名)は、政権のデータは信頼できない可能性があり、合法的に登録した有権者が投票権を奪われる恐れがあると指摘した。
これに先立ち、カリフォルニア州ロサンゼルスの連邦地裁は、司法省が市民でない可能性が高いとする2万人超の登録有権者について、郵便投票を一時的に分けて保管するようカリフォルニア州に命じることを求めた同省の申し立てを退けた。
また同州の件で連邦最高裁は、市民権を持たない可能性が高い有権者の郵便投票の集計を一時差し止めるよう求めたトランプ政権の申し立てを退けた。