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[香港 3日 ロイター] - 世界の金融業界幹部らは3日、人工知能(AI)産業の急成長に伴う膨大な需要に対応するため、テクノロジー企業は一段の資金調達が必要になる一方、業界には調整リスクもあるとの見方を示した。

世界のハイテク株はここ数週間、AI関連支出への懸念の高まりを背景に新たな売りが広がり、下押し圧力にさらされている。今年の支出総額は約7000億ドルから7300億ドル超に増える見通しだ。

ブラックストーンのジョン・グレイ社長は、AI産業の成長で見込まれる膨大な需要に対応するため、大手テクノロジー企業の大半が追加の資金調達を行うとの見方を示した。

香港で開かれた投資会議で、計算能力に対する需要は「極めて並外れている」とし、「今は需要が供給を大幅に上回る状況にある」と指摘。「その点は大きな安心材料だ」と述べ、メタやグーグル、オラクルの株式発行、スペースXやアンソロピックの株式公開に言及した。また「データセンターやエネルギーへの需要も膨大だ」と語った。

ゴールドマン・サックスのデービッド・ソロモン最高経営責任者(CEO)は、AI関連市場で多少の混乱があっても、有望な成長シナリオを持つ優良企業は引き続き資金を調達できるとの見方を示した。ただ、業界の急成長は投資家にとって相場変動の要因になり得るとした。

「物事がうまくいかないことも、われわれが判断を誤ることもある」とし、「投資家が選択を誤り、損失を被る場面も出てくる。バランスと分散を意識した見方が重要だ」と語った。

JPモルガンのダニエル・ピント副会長は、AIに強気の見方を示す一方、市場は関連企業の売上高や利益について過度に急速な伸びを織り込んでいると指摘。「AIは緩やかなプラスの曲線を描くとみているが、市場が織り込んでいるほど急激ではないかもしれない」と述べた。

「そのため、AIセクターで調整が起きる可能性がある」とし、業界が期待を見直し始めれば、AI関連で高い評価を受けている他の企業も圧力にさらされる可能性があると語った。

モルガン・スタンレーのテッド・ピックCEOは、主要株価指数の構成銘柄の大半が10%近く下落しているとして、米国市場が調整局面に近づきつつある初期の兆候が見られると指摘した。

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