Jaspreet Singh
[2日 ロイター] - 米データ解析企業パランティア・テクノロジーズが2日発表した第4・四半期の売上高見通しは市場予想を上回った。米政府と民間顧客によるデータ分析ソフトウエアへの需要が引き続き堅調に推移すると見込んでいる。第3・四半期の売上高も市場予想を上回った。
第4・四半期の売上高見通しは26億4900万─26億5300万ドル。LSEGがまとめたアナリスト予想平均は24億6000万ドルだった。
ただ、株価は時間外取引で3%近く下落した。
ウィリアム・ブレアのアナリストは「マイナス面としては、米民間部門の受注に失望した投資家もいる可能性がある」と指摘した。
米民間部門の契約総額(締結済み契約の潜在的な生涯価値)の伸び率は第3・四半期に前年同期比11%となり、前四半期の153%超から鈍化した。
パランティアは、第3・四半期に契約額が数千万ドル規模の案件を複数獲得したが、契約期間は「通常より短かった」とした。企業が自社データや人工知能(AI)の導入・利用方法に対する管理権を保持できる「ソブリンAI」の初期的な機能を、顧客が急速に導入したためという。
第3・四半期には、米国の民間顧客からの売上高が初めて政府向け売上高を上回った。業務改善や機密データ保護に向けたAIソフトウエアの急速な導入が寄与した。
パランティアは北大西洋条約機構(NATO)の軍事司令部や複数の欧州諸国の軍が使用する「メイブン・スマート・システム」を開発しており、政府・防衛関連の契約を軸に事業を築いてきた。
第3・四半期の全体の売上高は前年同期比約96%増の23億1000万ドルとなり、2四半期連続で90%台の伸びを記録した。アナリスト予想は21億8000万ドルだった。
米民間部門の売上高は9億8400万ドル、米政府部門は9億5300万ドルだった。
9月30日までの12カ月間の顧客数は計1090で、このうち904が民間顧客だった。
2026年通期の売上高見通しも85億3000万─85億3400万ドルに引き上げた。従来予想は81億5000万─81億5800万ドルだった。