Selena Li Yantoultra Ngui
[香港 2日 ロイター] - 英金融大手HSBCは、香港に人工知能(AI)と新興技術の研究所を設立する。今年シンガポールで同様の拠点を開設したのに続き、AIへの取り組みを強化する。
ジョルジュ・エレデリー最高経営責任者(CEO)が2日、香港フィンテック・ウィークで明らかにした。2027年第1・四半期の開設を目指す。
エレデリー氏によると、研究所は香港科技大学を主要な学術パートナーとする。人員規模の詳細は明らかにしなかった。
中国本土との境界に接する大規模開発地区「北部都会区」の施設が整い次第、研究所を移転する方針。
アジアを重視するHSBCは7月、香港と競合する金融拠点シンガポールのAIセンターで、AIの専門家を100人超採用すると発表していた。
今回のAIを活用した業務変革への投資は、世界の銀行がAIによる業務改革に伴って人員を削減する中で行われる。シティ、スタンダード・チャータード、バークレイズなどは26年に数千人規模の削減計画を発表した。
香港金融管理局(HKMA、中央銀行に相当)の余偉文総裁 は同イベントで、香港の銀行の約80%が既にAIまたは生成AIを導入していると述べた。