[モントリオール 30日 ロイター] - カナダのカーニー首相は30日、欧州連合(EU)への「新たな形」の加盟の規模と範囲について欧州の首脳らと今後数カ月かけて協議するとした上で、カナダが初の「準加盟国」になると表明した。

準加盟国という呼称にはドイツなどが反対し、加盟国間の意見の隔たりが大きいため、モントリオールで開いたカナダ・EU首脳会議の最終声明には盛り込まれなかった。

カーニー氏は、EUとカナダが「未来に向けた同盟」を立ち上げ、人工知能(AI)、エネルギー、重要鉱物などの分野で強じん性の向上に重点を置くと説明。「正式加盟には至らない範囲で、可能な限り緊密なパートナーシップの構築を目指している」と述べ、その結果として「カナダはEU初の準加盟国になる」と語った。

カナダとEUの首脳は、会議閉幕に合わせて発表した共同声明で「実効性のある多国間主義、民主主義、ルールに基づく国際秩序への揺るぎない関与」を掲げた。双方はウクライナと中東の紛争解決に取り組むほか、北極圏など他の地域でも安全保障協力を深める。

カーニー氏は、来年6月に欧州で開かれる会合への招待を受け入れたとし、その際に関係深化に向けた協議がまとまるとの見通しを示した。

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