[ロンドン 31日 ロイター] - バーナム英首相は、奴隷制で英国が歴史的に果たした役割について、正式な謝罪を行うことに前向きな姿勢を示した。同氏は11月初めに開催される英連邦首脳会議に出席する予定で、金銭的な賠償を求められる公算が大きい。
バーナム氏はガーディアンへの寄稿で、英国は「大西洋奴隷貿易の影響を受けた人々との体系的な対話を提案している」と説明した。この奴隷貿易では、少なくとも1250万人のアフリカ人が拉致され、奴隷として売られた。
「英国という国家を代表して正式に謝罪するよう求める声に耳を傾けることは、この過程の重要な一部となる。私はそうした声を受け止める用意がある 」と記した。
一方、金銭的な賠償要求には応じない姿勢を示した。「今日の英国民が、自らは一切関与していない、異なる時代に異なる法律の下で起きた歴史上の不正について、いかにそれが非道なものであっても、責任を負わされるべきだとは思わない」とした。
15─19世紀には、欧州の商人によって数百万人のアフリカ人が奴隷として売られた。大西洋奴隷貿易データベースによると、英国が大西洋を越えて移送した人数は推計320万人に上る。