米中間選挙前の最後の週末を迎えた31日、議会の主導権を巡る共和党と民主党の選挙戦の攻防は一段と激化している。トランプ政権側は、アラスカ州上院選を巡る疑惑への捜査を進めているほか、カリフォルニア州の郵便投票に関する法廷闘争も連邦最高裁で争う構えだ。
改選前の議席数は、上院では共和党が53対47で多数を占め、下院でも僅差で民主党を上回る。今回選挙では上院35議席と下院全435議席が争われ、トランプ大統領の残り2年の任期に共和党が議会の支配権を維持できるかが焦点となる。フロリダ大学の選挙研究所によると、対面と郵便による期日前投票は既に5100万人を超え、前回2022年の中間選挙を上回り過去最多となった。
アラスカ州上院選を巡っては、民主党のメアリー・ペルトラ候補陣営の関係者が、共和党現職のダン・S・サリバン上院議員から票を奪う可能性がある同姓の元教師の立候補を促した疑いが浮上。連邦検察当局は捜査を進めているが、ペルトラ氏と陣営、元教員本人はいずれも関与や連携を否定している。民主党が上院の多数を奪還するには、接戦となっている同州で勝利することが重要視されている。
一方、カリフォルニア州では郵便投票を巡るトランプ政権と州政府の法廷闘争が激化している。同州司法省が非市民の可能性があると主張する2万人超の登録有権者について、郵便投票の集計を除外するよう求めたのに対し、連邦控訴裁は今週、この緊急申し立てを退けた。州司法省当局者は31日、連邦最高裁への申し立てを検討しており、投票日前に取り上げられる可能性があると述べた。