[28日 ロイター] - ロシアのウシャコフ大統領補佐官(外交担当)は28日、政府系ファンド、ロシア直接投資基金(RDIF)に対する米制裁の解除について、トランプ政権と協議していると明らかにした。ロシアの通信各社が伝えた。
ウシャコフ氏によると、RDIFのトップで大統領特使を務めるキリル・ドミトリエフ氏が、制裁解除に向けた協議を積極的に進めている。
ウシャコフ氏は「この協議は続いている。以前から行われているが、どのような結果になるかは分からない」と述べた。
「ドミトリエフ氏が積極的に接触しているため、この問題が協議されている。数日前には既に報道されたが、協議は今も続いている」と語った。
米紙ニューヨーク・タイムズは同日これに先立ち、トランプ政権が制裁解除を検討していると報じた。
米政府は、ロシアによる2022年2月のウクライナ侵攻を受けて導入した制裁を巡り、ロシア政府に譲歩している。
トランプ大統領は10月に入り、ロシアが米国と世界の市場に軽油を供給すると発表し、ロシア産燃料への制裁を一時解除した。ロシアのノバク副首相は27日、軽油を積んだ4隻目のタンカーが28日に出港すると述べた。
トランプ氏はまた、ロシア関連の主要な米制裁や関税の適用を免除する大統領令に署名した。対象にはロシア製品への関税や同国産の石油・ガス購入に対する制裁が含まれる。これらは、トランプ氏が9月に署名して成立した「グラム法」として知られる法律に基づき発動される予定だった。