Mark Trevelyan

[28日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領は28日、米実業家イーロン・マスク氏を「天才」と称賛し、同氏が手がける衛星通信サービス「スターリンク」に対抗する独自システムの展開は始まったばかりだと認めた。

ロシアのシャダエフ・デジタル発展相は30基余りの衛星を打ち上げたと報告。これに対し、プーチン氏は「最初の一歩に過ぎない」とした上で、マスク氏が5000基超を稼働させていると言及し、今後の課題は「質から量へ移ること」だと述べた。軌道上の混乱を避けるため、マスク氏を含む米国側と緊密に連絡を取り合っているとも説明した。

ウクライナ軍はドローン運用や戦場での通信でスターリンクと軍事版「スターシールド」に大きく依存している。今月には通信速度の制限でロシアからの攻撃用ドローンの迎撃に支障が生じ、一部作戦を中止したと訴えていた。

ウクライナは先週末、機能が完全に復旧したと発表。一方、マスク氏はウクライナ軍による利用規約違反があったと非難した。スターシールドを運用する米政府とマスク氏は、いずれも速度制限を課した責任を認めていない。

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