Giulio Piovaccari Gilles Guillaume

[ミラノ 28日 ロイター] - 欧米自動車大手ステランティスが28日発表した第3・四半期決算は、調整後EBIT(利払い・税引​き前利益)が2億5600万ユーロになった。前年同期の9000万ユーロから増加したほか、アナリスト予想の1億9100万ユーロを上回った。

ステランティスは緩やかな事業再建プロセスを進めており、同四半期においても依然として40億ユーロ(44億5000万ドル)の事業活動によるキャッシュアウトが発生。2月に電気自動車(EV)関連で220億ユーロを超える減損を発表した同社が、持続的な回復軌道に乗っていることを投資家に納得させるにはまだ道半ばだ。

第3・四半期の売上高は376億ユーロとほぼ横ばいだった。欧州と南米ではわずかに増加した一方、ステランティスにとって歴史的に最も収益性の高い市場である北米では3%の減少となった。

2026年の業績見通しと、27年のキャッシュフロー黒字化回帰目標を確認。これはアントニオ・フィロサ最高経営責任者(CEO)が今年開始したグループ全体のコスト削減計画による効果が計上されるため。

フィロサ氏は発表文で「当社の『バリュー・クリエーション・プログラム』は急速に軌道に乗り、当四半期にはプラスの貢献が認められた。また、年間60億ユーロに上る効率化目標の少なくとも40%を今年末までに達成する見通しだ」と述べた。

第4・四半期には「数億ユーロ台半ば」、つまり約5億ユーロのコスト削減が見込まれており、これは第3・四半期実績額の約2倍に相当するという。

また、ステランティスは、業績不振に陥っている高級車ブランド「マセラティ」について、12月10日に新たな事業計画を示すと発表した。

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