Hiroko Hamada
[東京 28日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は続伸し、前営業日比1.08%(685円82銭)高の6万3954円19銭で取引を終えた。前日の米ハイテク株高や韓国株高などを支えに、東京市場でもAI(人工知能)・半導体関連株が上昇し、相場を押し上げた。好決算銘柄への物色も活発だった。日経平均は一時6万4000円台を回復。買いが一服した後は一進一退の展開が続いた。
日経平均は前営業日比0.74%高でスタートした後、上げ幅を拡大。後場序盤には一時1.64%(1040円)高の6万4308円71銭まで上昇した。韓国半導体大手SKハイニックスが朝方に7─9月決算を発表し、好業績が伝わった。東京市場でも、指数寄与度の大きいAI関連株が軒並み買われ、指数を支えた。
後場に入り、上昇が一服すると日経平均はもみ合いが継続。米国のハイパースケーラー(大規模クラウド事業者)の決算や日米の金融政策イベントを控えて、どんどん買い上がる環境ではないとの指摘もあった。AI関連株は堅調だった反面、内需株の一角には売りが出た。
岩井コスモ証券の投資調査部フェロー・有沢正一氏は「米アンソロピックのIPO申請のニュースや、SKハイニックスの好決算を受け、AI関連株を取り巻くムードが少し変わった。関連銘柄を見直す動きが定着している」と話す。国内の半導体関連株の業績は良好とみられ、買いが入りやすくなっている面もあるという。
目先の日本株は「春先に見られたような、半導体株一強の展開にはなりにくいが、AI株・非AI株で循環的な物色が進みそうだ」(有沢氏)という。
TOPIXは0.14%安の3991.71ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比0.13%安の2057.35ポイントだった。プライム市場の売買代金は8兆0742億円だった。東証33業種では、ガラス・土石製品、非鉄金属、電気機器など10業種が値上がり。保険、食料品、石油・石炭製品など23業種が値下がりした。
新興株式市場は、東証グロース市場250指数が4日続伸し、1.75%高の797.98ポイントだった。
個別では、きょう決算を発表したさくらインターネットがストップ高。SKハイニックスの好決算が手掛かりとなり、キオクシアホールディングスも大幅高。15%超高となった。指数寄与度の大きいアドバンテスト、東京エレクトロン、ソフトバンクグループも堅調。一方、前日に決算を発表したカプコンは急落。コナミグループも安い。
ニデックは3%超高。同社は28日、同日が東京証券取引所への提出期限だった監査法人の意見表明のある報告書について、提出できていないと発表。株価は売りに押される場面もあったが、その後プラス転換した。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが432銘柄(27%)、値下がりは1096銘柄(70%)、変わらずは25銘柄(1%)だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 63954.19 +685.82 63738.98 63,660.30
─64,308.71
TOPIX 3991.71 -5.66 4015.93 3,991.71─
4,027.03
プライム市場指数 2057.35 -2.75 2067.36 2,057.35─
2,075.43
スタンダード市場指数 1659.39 -0.42 1667.42 1,658.53─
1,675.62
グロース市場指数 1010.57 +15.16 1003.68 1,003.32─
1,028.04
グロース250指数 797.98 +13.76 791.11 790.74─81
2.05
東証出来高(万株) 238210 東証売買代金(億 80742.00
円)