Selena Li Lawrence White
[香港/ロンドン 28日 ロイター] - 英銀大手スタンダードチャータード(スタンチャート)は28日、通期の収入と収益性の目標を引き上げた。第3・四半期決算は、ウェルスマネジメント部門とグローバルマーケット部門の好調を背景に、利益が市場予想を大幅に上回った。
2026年通期の増収率目標は、従来の5─7%のレンジの中間から7%超に引き上げた。主要な経営指標である有形自己資本利益率(ROTE)の目標も、従来の12%超から14%超に上方修正した。
香港市場に上場する同行株は決算発表後に上げ幅を拡大し、一時5.4%高となった。
同行は収入の大半をアジアとアフリカで得ている。第3・四半期の税引き前利益は、前年同期比27%増の22億5000万ドル。同行がまとめたアナリスト予想の19億9000万ドルを上回った。
欧州の同業他社と同様、好業績が続いているが、26年のROTE見通しは14%で、競合するHSBCの17%と比べると、なお改善の余地がある。
ウェルスマネジメント部門は、幅広い商品や地域での好調に支えられ、収入が26%増加。3四半期連続で過去最高を更新した。
同行はウェルスマネジメント事業の拡大計画を加速させており、25年から28年までに2000億ドルの新規資金の純流入を目指す。達成時期を当初の29年から前倒しした。
金利変動の影響を受けにくい手数料収入は前年同期比19%増の28億1000万ドルとなり、市場予想平均の26億8000万ドルを上回った。