Noriyuki Hirata
[東京 28日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は続伸し、前営業日比1.26%(798円73銭)高の6万4067円10銭となった。米国市場での人工知能(AI)・半導体関連株高の流れが波及し、国内関連株の上昇が指数を押し上げた。韓国株の堅調な推移も投資家心理を支援した。一方、国内企業決算やAIデータセンターに大規模投資する米ハイパースケーラーの決算などを控えて手掛けにくさも意識された。TOPIXは小幅マイナスだった。
・日経平均はAI株を中心に買いが先行し4営業日ぶりに6万4000円を回復。一時1.57%(992円49銭)高の6万4260円86銭に上昇。
・アドバンテストのほか、東京エレクトロン、ソフトバンクグループ、キオクシアホールディングスといった国内の主要AI関連株が上昇。これら4銘柄で日経平均を800円程度押し上げ。
・韓国半導体大手SKハイニックスが朝方に7─9月決算を発表。営業利益が前年同期の7倍超に増え、過去最高を更新し市場予想を上振れ。
・韓国KOSPIは5%超高、日経平均はつれ高の場面も
・東証プライム市場の6割が値下がりし、AI株に偏った株高に
・前日に見通しの下方修正を発表したキヤノンや、高進捗でも見通しを据え置いたカプコンなどが売られた一方、信越化学工業やシマノは堅調
・日経平均は買い一巡後に高値もみ合い、日米で注目企業の決算発表や中銀会合を控え手掛けにくさも
・明日朝には米アルファベットや米マイクロソフトが決算を発表の予定
・TOPIXは0.02%安の3996.53ポイントで午前の取引を終了。東証プライム市場の売買代金は3兆8287億0400万円。
・東証33業種で上昇したのは、ガラス・土石、非鉄金属、電気機器など8業種、下落は保険、食料品、その他製品など25業種。
・東証プライム市場の騰落数は、値上がりが491銘柄(31%)、値下がりは1028銘柄(66%)、変わらずは34銘柄(2%)。
<フィリップ・キャピタル証券 株式部トレーディング・ヘッド 増沢丈彦氏>
「韓国KOSPIの上昇と歩調を合わせて先物に買いが入り、短期筋主導の値動きの様相」
「長期投資家は国内AI関連企業や米ハイパースケーラーの決算を見極める姿勢か」
「市場では11月以降の株高アノマリーを意識し、買い場を探る動きも」