Colleen Howe
[北京 28日 ロイター] - 28日アジア時間の原油先物は反発している。世界最大の原油輸出国サウジアラビアの製油所が攻撃を受け、イランと同国が支援する武装勢力との紛争に伴う中東の供給リスクへの懸念が再燃した。
0140GMT(日本時間午前10時40分)時点で、北海ブレント先物は1.48ドル(1.3%)高の1バレル=115.36ドル。米WTI先物は1.22ドル(1.22%)高の101.12ドルとなった。
前日は中東での協議を受けて供給懸念が和らぎ、2ドル近く下落していた。
イランが支援するイエメンの武装組織フーシ派は27日、サウジ最大の製油所をミサイルで攻撃したと発表した。同製油所の処理能力は日量55万バレル。サウジ当局は攻撃を直ちには確認していない。
米原油在庫の増加が見込まれる中でも、価格は上昇している。ロイターがアナリスト8人を対象に実施した調査によると、23日までの1週間の原油在庫は約1万5000バレル増加したとみられる。
関係者3人がロイターに明らかにしたところによると、石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」は、11月1日の会合で12月の原油生産目標を据え置く見通し。中核となるサウジ、ロシア、イラク、クウェート、アルジェリア、カザフスタン、オマーンの7カ国の大半で、生産量が目標を下回っている。
一方、トレーダーによると、ロシアのバルト海と黒海の港湾からの原油輸出は11月に減少する可能性がある。10月の米政府との合意を受け、国内の製油業者が軽油生産を増やすことが背景。