Olena Harmash Gleb Bryanski

[キーウ/モスクワ 22日 ロイター] - ロシアは22日未明にかけてキーウを弾道ミサイルで激しく攻撃し、ウクライナはモスクワに向けて数百機の無人機(ドローン)を飛ばした。米国が戦争終結に向けて新たな働きかけを行っているが、両国は攻撃の応酬を続けている。

ウクライナ側は、ロシアが3波にわたり少なくとも21発の弾道ミサイルを発射したと発表した。ロシア側は、ウクライナが夜間に首都モスクワに向けて無人機630機を発射したとしている。

ベラルーシの国営ベルタ通信によると、双方は戦死者の遺体を交換し、ロシアが252人、ウクライナが25人の遺体を引き渡した。

米国のウィットコフ和平交渉担当特使は今週、ノルウェーの首都オスロでウクライナのゼレンスキー氏や欧州、北大西洋条約機構(NATO)の当局者と会談した後、ロシアのプーチン大統領とサンクトペテルブルクで会談した。

ロシアのウシャコフ大統領補佐官は「米国側は(オスロで)いくつかの新たな変化を感じ取り、われわれに伝えた。しかし、そうした変化はわれわれが十分に満足できるものではない」と述べた。

プーチン氏とウィットコフ氏の会談結果について説明を受けたロシア高官によると、会談は比較的短く、踏み込んだ議論はなかった。ウィットコフ氏はオスロでまとめた一連の提案をプーチン氏に手渡し、検討するよう求めたという。

ロシア大統領府に近い別の関係者によると、米国の提案には、ウクライナがドンバス地域全域をロシアに割譲する見返りに、NATOから将来の安全の保証を受ける案が含まれていた。

<米特使「プーチン氏は人道主義者」と称賛、ウクライナは反発>

ゼレンスキー氏は22日、ウィットコフ氏がロシア訪問中にプーチン氏を「人道主義者」とたたえたことに反発した。ウィットコフ氏は、ウクライナでロシア軍に拘束されていた74歳の米国人の解放について、プーチン氏に謝意を示していた。

ゼレンスキー氏はXに「昨夜以降、ロシアの『人道主義者たち』がキーウに3波にわたって弾道ミサイルを発射した」と投稿した。「21発のミサイルが使われた。残念ながら市内の多数の場所が被弾し、被害を受けた」と述べた。ウクライナの10以上の地域が攻撃され、2人が死亡、子ども5人を含む34人が負傷したと明らかにした。

ロシアはオデーサ州の港湾インフラとウクライナ軍が使用する船舶に対し、夜間に「大規模攻撃」を実施したと発表した。

ロシアでは、ウクライナのドローンによりモスクワ近郊で2人が負傷したと、ソビャニン市長が通信アプリ「テレグラム」で明らかにした。ドローンの大半は遠方で撃墜されたという。

ウクライナと国境を接するベルゴロド州では、ウクライナのドローン攻撃で男性1人が死亡、別の1人が負傷したと地元当局者が明らかにした。

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