Patrick Wingrove Marleen Kaesebier
[チューリヒ/ロンドン 22日] - スイスの製薬大手ロシュが22日発表した第3・四半期売上高は、市場予想を上回った。「オクレバス」など主力薬の需要が堅調だった。
グループ売上高は為替変動の影響を除くベースで7%増の161億3000万スイスフラン(196億1000万ドル)となり、同社がまとめた市場予想の157億5000万フラン(191億5000万ドル)を上回った。
ただ競争圧力の兆しも表れた。大型薬「ゾレア」は初の安価な後続品が発売された影響で、売上高が8億4800万フラン(10億3000万ドル)と、市場予想の9億2500万フラン(11億2000万ドル)を下回った。
株価は午前の取引で1.1%下落した。
診断部門の売上高は5%増の35億4000万フラン(43億ドル)で、経営陣は、来年は1桁台半ばから後半の「通常」の伸びに戻る見通しだとした。中国市場について、医療価格改革による下押し圧力は和らいでいると指摘した。
ドルの対スイスフラン相場が安定しつつあることもロシュに追い風となった。グループ売上高の半分近くを占める北米市場で、長引いていた為替の悪影響が和らいだ。
医薬品部門は主力薬がけん引した。中でも多発性硬化症の注射薬オクレバスは、売上高が為替変動の影響を除くベースで9%増の18億4000万フラン(22億4000万ドル)となった。