[上海/香港 22日 ロイター] - 中国・香港株式市場は下落。中国の主要株価指数CSI300指数は15カ月ぶりの安値となり弱気相場入りが確認された。人工知能(AI)関連株が、成長とバリュエーションの持続性に対する懸念から急落したことが背景。

CSI300指数は1.8%下落し、4036.30で終了。2025年7月以来の安値となった。6月22日に付けた終値ベースの直近高値から20.2%下落し、弱気相場の目安とされる20%下落の水準を超えた。

終値ベースでは、同指数は2007年に付けた高値を更新しておらず、6月に相場を5年ぶりの高値に押し上げた勢いはその後急速に反転した。

香港のロータス・アセット・マネジメントのマネジングパートナー兼最高投資責任者(CIO)、ハオ・ホン氏は「市場は底なしの状況だ」と述べた。

上海総合指数は1.5%下落して終了し1年超ぶりの安値となった。

アジア全域のハイテク主力株に広がった売り、低調な景気刺激策への期待、新たな材料の欠如を背景に、中国市場で広範な売りが加速した。

上昇したのは生活必需品指数と公益事業指数のみ。

ホン氏は「国家隊はためらっている」とし、売り局面でしばしば介入する中国の国有投資ファンドに言及した。

CSI半導体指数は3.6%下落、CSI人工知能指数は3.3%下落した。深セン証券取引所の新興企業向け市場「創業板(チャイネクスト)」総合指数は4.4%急落し、25年7月以来の安値を付けた。

トレーダーやアナリストによると、中国政府の小出しの景気刺激策への失望も市場心理の重しとなっている。また、第3・四半期の経済成長率が予想を上回ったことで、追加の政策支援への期待が後退した。

<課税問題が重しとなる香港市場>

香港市場では、ハンセン指数が3%下落し、4カ月ぶりの安値を付けた。ハンセンテック指数は5%下落し、2年ぶりの安値となった。

一部の投資家は、香港上場の中国企業の株主の多くが採用している一般的な仕組みであるオフショア信託に対し、中国政府が所得税の徴収を進める取り組みを、売り圧力のもう一つの要因として指摘した。

ロータスのホン氏は、きょうが税申告の最終日だと指摘。過去数週間の売りは、中国企業の創業者らが主導したとし「納税義務を果たすための現金を調達するため、資産を売却していたのは明らかだ」と述べた。

22日の下落が大きかった銘柄では、テンセントが2.9%下落、アリババが6%超急落した。

盛期資本(香港)のゼン・ウェンカイCIOは「これほど急激かつ急速な下落は非常にまれで、特にテンセントのような主力銘柄ではなおさらだ。これはおそらくパニック売りの最終局面で、市場の売りは終わりに近づいている」と説明。「ただ、これほどの傷からの回復には時間がかかるだろう」と語った。

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