ロシアのプーチン大統領やイスラエルのネタニヤフ首相への逮捕状をめぐり、国際刑事裁判所(ICC)が国際政治の焦点となっている。
ICCへの圧力が続くなか、オランダ王室は公式Instagramで、ウィレム=アレクサンダー国王とICCの赤根智子所長が並ぶ写真を公開した。
10月9日、国王はオランダ・ハーグのハウステンボス宮殿で赤根氏と面会した。王室が公開した写真には、宮殿の一室で国王と赤根氏が並び、カメラに向かってほほ笑む姿が収められている。
ICCは、戦争犯罪や人道に対する犯罪、ジェノサイド(集団殺害)などについて、個人の刑事責任を追及する国際裁判所。本部はオランダのハーグに置かれている。
2023年3月には、ウクライナの子供たちの違法な移送などに関する戦争犯罪の容疑で、ロシアのプーチン大統領に逮捕状を発付。2024年11月には、イスラエルのネタニヤフ首相らにも逮捕状を出した。
赤根氏はプーチン大統領への逮捕状を出した裁判官の一人で、2024年3月にICC所長に就任した。
ICCに対しては、トランプ米政権が圧力を強めている。今年8月18日には赤根氏本人を制裁対象に指定し、米国内の資産凍結などの措置を科した。さらに10月9日には、ICC自体も制裁対象となった。
ICCはこうした制裁を司法の独立に対する攻撃だとして強く反発している。
王室公式Instagramの投稿には、日本からも面会への感謝を伝えるコメントが相次いだ。
一方、オランダ王室と日本の交流も続いている。今年6月には天皇皇后両陛下がオランダを公式訪問し、ウィレム=アレクサンダー国王夫妻と交流した。
天皇陛下は晩餐会で、400年以上にわたる日蘭交流の歴史に触れるとともに、オランダが「法の支配」に基づく国際秩序の推進に力を注いでいることを評価した。
王室公式Instagramでは、両陛下の訪問時の様子も公開されている。
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