[22日 ロイター] - LSEG(ロンドン証券取引所グループ)は22日、金融データ企業オクタスを約35億4000万ドルで買収することで合意したと発表した。第3・四半期の決算発表に合わせて、データ分析能力の強化を目的としたこの取引を明らかにした。
2月にLSEGへの出資を明らかにしたアクティビスト(物言う株主)のエリオットは、人工知能(AI)が投資家や企業の取引・データ消費の在り方に影響を与える中、ポートフォリオの見直しや利益率の改善を求めている。
エリオットは今回の取引に関するロイターのコメント要請に応じていない。LSEGは以前、「エリオットとは良好かつ建設的な対話」が行われていると述べていた。
LSEGのデビッド・シュウィマー最高経営責任者(CEO)は声明で「オクタスの業界をリードする独自データとインテリジェンスを、LSEGのデータ・分析事業と統合することで、顧客に向けた強力なサービスを提供し、当社の成長をさらに加速させることができる」と述べた。
LSEGにとって、オクタス買収は2019年にロイターの親会社トムソン・ロイターの一部門だったリフィニティブを270億ドルで買収して以来最大規模の取引となる。
LSEGの株価は、AIが同社の金融データ事業を阻害し、利益率を圧迫するのではないかという懸念から、26年に入ってこれまでに約2%下落しており、25年2月の最高値からは約28%値下がりしている。
しかし、同社は22日、26年の売上高見通しを引き上げ、総収益(為替変動の影響・回収分を除く)が少なくとも8%成長するとの見通しを示した。
LSEGは、同社のニュース・データ端末「Workspace」にニュースを提供しているロイターにとって最大の顧客となる。