[21日 ロイター] - 米連邦最高裁は21日、連邦刑務所に収容されているトランスジェンダーの受刑者に対する性自認に沿った医療措置を制限する政策について、即時実施を求めたトランプ政権の申請を却下した。トランスジェンダーの権利を巡り、最高裁が当事者側に有利な判断を示すのは異例。

最高裁は、政策の是非を争う訴訟が続く間、連邦刑務所局(BOP)による政策実施を差し止めた連邦地裁の命令を解除するよう求めた司法省の緊急申請を退けた。

2月に公表された政策は、薬物治療や外科手術のほか、外見を性自認に合わせるための衣服や脱毛器具の提供など、あらゆる「社会生活上の配慮」を禁じる。精神科医療の提供は引き続き認める。

ニュージャージー、フロリダ、ミネソタ各州の連邦矯正施設に収容されているトランスジェンダーの受刑者3人が、この政策に異議を唱えて集団訴訟を起こしていた。

最高裁は判断理由を示さなかった。緊急申請への対応では一般的な措置だ。保守派のクラレンス・トーマス、サミュエル・アリート両判事は反対意見を明らかにした。

トランプ氏は2025年1月の大統領復帰以来、トランスジェンダーの権利に厳しい姿勢を取っている。

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