David Shepardson
[ワシントン 21日 ロイター] - 米連邦通信委員会(FCC)のカー委員長は21日、米放送ネットワークが「完全に捏造された世論調査や投票を抑制する世論調査」を放送すれば、規制上の義務に違反する恐れがあるという見解を示した。
カー氏はXへの投稿で、11月の中間選挙を前に、「選挙プロセスの正常な機能を妨げ、有権者の投票行動や投票意欲の通常パターンを変えることだけを目的とした」こうした調査が大幅に増えていると主張した。
根拠を示さず、どの調査を指しているかも具体的に説明しなかった。
カー氏はFCCがこの問題を深刻に受け止めているとし、報道の歪曲を禁じる規則に違反する可能性を示唆した。
コムキャスト傘下のNBC、スカイダンス傘下のCBS、ABC、フォックスからコメントは直ちに得られなかった。
カー氏はトランプ米大統領から、米放送局や記者への取り締まりを強化するよう圧力を受けてきた。
FCCは世論調査に関する正式な指針を示すかどうかについて、コメントの要請に直ちに回答しなかった。
ロイターは今週初め、トランプ氏の支持率が過去最低に低下したと報じた。19日に終了したロイター/イプソスの世論調査によると、トランプ氏の支持率は31%と、2週間前から1%ポイント低下し、大統領1期目、2期目を通して最低水準となった。
トランプ氏はこうした調査や、中間選挙で民主党が共和党を大幅にリードしていることを示す調査を繰り返し否定し、NBCのクリステン・ウェルカー氏ら記者を処罰するようカー氏に求めてきた。
トランプ氏は19日、「偽の世論調査だと思う。世論調査には意味があるが、多くは不正に操作されている」と述べた。