Jonathan Landay
[ワシントン 21日 ロイター] - 米議会上下両院の情報特別委員会でそれぞれ野党民主党トップを務めるマーク・ワーナー上院議員とジム・ハイムズ下院議員は21日、ロシアが来月の中間選挙に出馬する民主党候補を標的に偽情報キャンペーンを展開しているとの説明を情報当局から受けたと明らかにした。
ワーナー氏とハイムズ氏は記者団に、自ら要請した選挙安全保障に関してクレイトン国家情報長官から説明されたと述べた。ただ内容は機密指定されているため詳細は公にできないという。
ただ両氏は、ロシアは米情報機関が2016年、20年、24年の各選挙で確認した活動と同様のオンラインでの偽情報工作を行っていると指摘した。
ワーナー氏は「現在の状況は過去と同様にロシアが民主党を標的にしているということだ」と語った。
またワーナー氏は、南部テキサス州の上院議員選挙に出馬している民主党のジェームズ・タラリコ氏や、同じ南部のジョージア州選出で再選を目指すジョン・オソフ上院議員が、人工知能(AI)で生成された偽広告による攻撃を受けているとの報道にも言及した。
ホワイトハウスと国家情報長官室はコメント要請に回答せず、在米ロシア大使館もコメント要請に直ちには応じなかった。ロシア政府はこれまでも米選挙への介入を否定している。
一方ハイムズ氏は、ロシアが拡散している偽情報の具体的内容については機密情報のため説明できないとしながらも、その手法は「いつもと同じだ」と述べた上で「ロシアはあらゆる情報をばらまいている。混乱を生み出し、投票機器を信用するなと訴えている」と非難した。
さらに、中国も過去と同様に有権者へ影響を与えるための「極めて標的を絞った」活動を続けている可能性を否定する理由はないと付け加えた。
在米中国大使館もコメント要請に直ちには応じなかった。中国政府も従来、米選挙への介入を否定している。
ワーナー氏とハイムズ氏は、トランプ大統領が投票インフラへの外国勢力によるハッキングを主張するなど、選挙結果に異議を唱える可能性に懸念を表明。これに関連してハイムズ氏は、外国政府が米国の選挙システムに侵入して結果を改ざんできることを示す証拠は存在しないと強調した。