Anzar Mehraj

[20日 ロイター] - 米顧客管理ソフトウエア大手のセールスフォースは20日、顧客エンゲージメント基盤を展開するブレイズ を約56億6000万ドルで買収すると発表した。人工知能(AI)戦略を強化する一環となる。

発表後にブレイズの株価は50%超上昇した。

セールスフォースはブレイズ株を1株当たり47.50ドルで買い取る。これは前営業日の終値に約58.1%上乗せした価格となる。

ブレイズはそれぞれの顧客に応じたメッセージを送信するとともに、顧客の行動にリアルタイムで対応できるツールを手がけている。キャンバやインスタカート、ベンモなど計約2770社の顧客に対し、マーケッターがコンテンツや商品提供、販路を最適化できるように支援するAIツールを提供している。

フューチュラム・エクイティーズのチーフ・マーケット・ストラテジスト、シェイ・ボロア氏は「セールスフォースは基本的に、自社のマーケティング事業がこれまで欠いていたリアルタイムのエンゲージメント層を買収することになる」と指摘した。

セールスフォースは契約を破棄した場合、3億ドルの違約金を支払う。一方、ブレイズが契約を破棄した場合には1億9140万ドルの違約金を支払う。

セールスフォースの専属財務アドバイザーはJPモルガン・セキュリティーズ、ブレイズのアドバイザーはカタリスト・パートナーズがそれぞれ務めている。

セールスフォースはAI戦略を進める一環として、自律型AIエージェントプラットフ​ォームを手がけるフィンを約36億ドルで買収することを今年発表。昨年には、データ管理ソフトを手がける米インフォマティカを約80億ドルで買収すると公表した。

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