[北京 20日 ロイター] - 中国商務省は20日、米政府が中国の人工知能(AI)企業「ディープシーク」のモデルを連邦政府機関のITシステムから排除するよう命じたことについて、中国企業の利益を損ない、両国首脳間で合意された事項を無視するものだと批判した。

同省は声明で、米国に対し「直ちに誤った措置を是正し、関連する差別的な制限措置を撤回する」よう要求。中国政府は事態の推移を注視し、自国の利益を守るために「必要なあらゆる措置を講じる」と述べた。

さらに、今回の命令に「強い不満を表明し、断固として反対する」とした上で、米国が米中首脳間の合意内容を履行し、中国と「同じ方向で」協力し、米中のAI対話メカニズムを十分に活用することを期待していると述べた。

国土安全保障省(DHS)は19日、米政府の民生部門のITシステムから、ディープシークの製品および同社製モデルを使用した第三者サービスの排除を命じた。同省は、ディープシークのモデルは「複数の脅威の経路」をもたらすと指摘。米政府職員や取引業者が使用した場合、「機密データが中国に流出する可能性がある」との懸念を示した。

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。