John Revill

[チューリヒ 20日 ロイター] - スイスのエンジニアリング大手ABBは20日、人工知能(AI)向けデータセンターへの投資ブームを背景に、第3・四半期の受注高が40%増の120億ドルと、過去最高を記録したと発表した。

受注を大きく押し上げたのは、データセンターで使われる配電・冷却システムなどへの旺盛な需要だった。データセンター向けの受注は2倍超に増えた。

ABBは受注増を受け、通期見通しを小幅に引き上げた。比較可能ベースの売上高伸び率の予想を「10%台前半」とした。従来は「10%台の低い水準から10%台前半」としていた。

第3・四半期の売上高は14%増の97億ドルだった。同社が集計したアナリスト予想の97億4000万ドルをわずかに下回った。営業ベースのEBITA(利払い・税引き・無形資産償却前利益)は24%増の20億3000万ドルと、アナリスト予想の20億ドルをわずかに上回った。

ABBは同日、三菱電機との低圧配電事業の合弁会社の株式51%を4億9500万ドルで取得すると発表した。

ABBのモーテン・ウィーロッド最高経営責任者(CEO)は「今回の取引により、世界有数の電化市場である日本で、低圧機器市場の首位に立つことになる。国内のデータセンター整備を含め、電力分野の幅広い潮流から恩恵を受けられる」と述べた。「アジア太平洋地域での事業拡大にも道が開ける」とした。

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