[20日 ロイター] - 資源大手BHPグループが20日発表した2027年度第1・四半期(7─9月)の銅生産量は40万0700トンで、前年同期の49万4000トンから19%減少した。チリの主力鉱山エスコンディーダでの悪天候や死亡事故に伴う操業停止が響いた。
エスコンディーダ鉱山では9月下旬、保守作業中の作業員が死亡する事故が発生し、一時操業を停止した。また、オーストラリア南部のカラパティーナ銅山でも坑内コンベアベルトの故障により数週間にわたり生産が妨げられた。
第1・四半期の銅生産量は、ビジブル・アルファ集計の市場予想42万3600トンも下回った。
銅は今年、人工知能(AI)向けデータセンター需要の拡大を背景に、BHPの最大の利益源となっている。
一方ウエスタンオーストラリア州の鉄鉱石事業の第1・四半期生産量は7190万トンと、前年同期の7020万トンをやや上回った。BHPは28年度末までに年産3億0500万トン体制への増産を進めている。
第1・四半期の鉄鉱石の平均実現価格は、前年同期比9%下落の1湿潤トン当たり76.27ドルだった。
BHPは、全事業における通期生産見通しは据え置き、オリンピックダム鉱山の銅資源量推計を200万トン引き上げた。現在の生産水準で約9年分の追加生産に相当するという。