Elisa Anzolin

[ミラノ 19日 ロイター] - イタリアのサルビーニ副首相は19日、北部の都市ミラノでデモ参加者が警察と衝突し、店舗を略奪したり建物などを破壊する騒乱が2日間続いたことを受け、陸軍兵士500人を派遣して「ミラノを守る」と表明した。

兵士の派遣は、20日に開かれる閣議で承認される予定の治安対策パッケージに盛り込まれる見通し。

サルビーニ氏はソーシャルメディアに「言葉から行動へ。ミラノを守るため兵士500人を追加派遣する」と投稿した。

ミラノ中心部の店舗は19日、暴力行為の再発を懸念し、営業時間を切り上げ、窓を板などでふさいだ。シャネル、ティファニー、ディオールなどのブランドが店を構える高級ショッピング街、モンテナポレオーネ通りでは、大半の店舗が予防措置としてショーウインドーの商品を撤去。警察が通りを巡回し、少数の観光客がその様子を見守った。

ミラノでは先週末、公共サービスの質の低さや生活費の上昇に抗議する平和的なデモが騒乱に発展。顔にフードをかぶった数百人のデモ参加者が市中心部でごみ箱に放火し、店舗を略奪した。多くは未成年とみられる。

来年に総選挙を控えるメローニ首相は19日、暴力行為を非難し、閣僚や治安当局幹部を集めて対応を協議した。日刊紙コリエレ・デラ・セラによると、メローニ氏は取り締まり強化策の一環として、未成年者に対する予防拘束の期間延長や、若者のギャング集団への取り締まり強化を検討している。議会で現在審議中の治安関連法案に盛り込まれた一部の規定について、施行を前倒しする案も浮上しているという。

イタリア警察によると、ミラノでは18日の騒乱で若者271人の身柄を確保し、32人を逮捕した。この中には未成年者23人と外国籍の13人が含まれていた。17日にはミラノのほか、ボローニャ、ブレシア、ベルガモ、トリノなど北部の都市でも衝突が発生。当局によると28人が逮捕された。

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