Atsuko Aoyama
[東京 20日 ロイター] - 午前のドルは158円半ばでの膠着が続いた。直近のレンジ上限に当たり、上抜けるにも押し下げるにも材料に乏しいとの声がある。上値では日米の協調為替介入への警戒でドル買い/円売りに追随する動きは強まっていないが、他資産に比べた円の弱さが改めて意識されているとの見方も聞かれた。
・ドル/円、午前中は158円半ばで膠着
・直近のレンジの上限、200日移動平均線近辺で上値重い
・来週以降のイベント待ちで動けずとの声も
・前日のドル/円はレンジ上抜け試す動き、円の弱さ浮き彫りとの声
・一部に高市早苗首相の財源巡るⅩ投稿を円売り材料視する向きも
・ドル159円台では円安けん制など口先介入に警戒
<トレイダーズ証券の井口喜雄・市場部長>
「ドル/円は直近のレンジ上限で200日移動平均線近辺にあるが、ブレイクするようなイベントがない。じりじりとして動きが少なく、例えばレンジ上限で売るという判断も躊躇するところ」
「米国のIT株が振るわない中でドルを買う理由にも乏しい。一方、市場が深刻なリスクオフとなった場合は円キャリーが剥がれてドル安/円高が進むかもれないが、今のような株の調整程度なら動意づくこともない」
「円買い理由があるとすれば日銀の利上げ加速だが、それが見えない。来年3-4月までの米国の利上げ観測を踏まえると金利差は一向に縮まらず、ドル/円を下目線ではみられない」