Amanda Stephenson

[カルガリー 19日 ロイター] - 石油資源が豊富なカナダ西部アルバータ州で19日、カナダからの分離独立の是非を問う、法的拘束力のない住民投票が行われている。分離派の敗北が広く予想されているが、それで論争に決着がつくとは考えていない人が多い。

世論調査では一貫して、州の有権者の過半数がカナダからの分離に反対している。独立運動を後押ししてきたのは経済面での不満だ。

アルバータ州の分離運動は、カーニー首相にさらなる圧力をかけている。カーニー氏は米国の関税措置や、カナダを米国の51番目の州にすべきだとするトランプ米大統領の主張に直面する中、カナダの主権を守ることを中心的な使命に掲げている。

分離派の多くは、自由党主導の連邦政府が環境政策を通じ、保守系政党が政権を握るアルバータ州の石油産業を制約してきたと考えている。また、国内のエネルギー産業の中心である同州は、カナダ経済への貢献に見合う恩恵を受けていないと主張している。

分離独立を支持する広告団体「パスウェー・トゥー・インディペンデンス」の創設者、コリー・モーガン氏は「カナダの制度は不均衡で、アルバータのような周辺の生産州を犠牲にして、中央部の住民や政府を支えている」と述べた。

アルバータ州で育ったカーニー氏は、過去1週間の多くを残留派の運動に費やし、支持者に投票を呼びかけるとともに、国への誇りに訴えてきた。

投票は現地時間19日午後8時(日本時間20日午前11時)に締め切られ、結果が判明し次第、順次公表される予定だった。

しかし、州選挙管理当局は、一部の投票所で開始が遅れたため、その分、終了時刻を延長すると発表。全ての投票所が閉まるまで暫定結果は公表しないとした。エドモントンの投票所1カ所では、終了時刻が19日午後10時(日本時間20日午後1時)まで延長された。

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