[エルサレム 20日 ロイター] - ヘグセス米国防長官が19日にイスラエルを電撃訪問し、ネタニヤフ首相とイラン情勢について協議した。イスラエル首相報道官が20日、ロイターに対し明らかにした。

イスラエルのシュピールマン首相報道官によると、ネタニヤフ首相はイスラエル南部ネゲブ砂漠のウブダ空軍基地でヘグセス長官と会談。「地域の脅威」について協議し、その脅威に対し攻撃面と防衛面の双方で対処する米国とイスラエルの協力について意見交換した。

ヘグセス氏はイスラエルが米軍を受け入れていることに謝意を示したという。シュピールマン氏によると、駐留する米軍は数千人規模に上る。

両氏はトランプ米大統領によるネタニヤフ首相への支持についても意見交換した。シュピールマン氏は「両者の深い個人的関係が今回の協議の中心にあった」と述べた。

ヘグセス氏はソーシャルメディアへの投稿で、中東、北東アフリカ、アジアの一部を対象とする米中央軍の管轄域内で米軍将兵を訪問したと明らかにしている。

前日にはトランプ米大統領が、来週行われるイスラエル総選挙を巡りネタニヤフ氏への支持を表明していた。

今回の選挙は、2023年10月7日のイスラム組織ハマスによるイスラエル奇襲攻撃以降、初めてとなる。この攻撃を受けてイスラエルはパレスチナ自治区ガザ、レバノン、イランで戦闘を展開した。

世論調査によると、ネタニヤフ氏率いる宗教・民族主義勢力の連立与党は過半数を失う見通しだ。ただ、野党側も政権樹立に苦戦する可能性がある。

バンス米副大統領は19日、デジタルメディア「2WAY」のインタビューで、イスラエルの選挙には関与しないと述べ、ネタニヤフ氏への支持表明を控えた。「私が支持を表明するのは米国の候補者だ。私が注力しているのは中間選挙だ」と述べた。同氏は今年、ハンガリーのブダペストを訪問し、同国の選挙でオルバン首相への支持を表明していた。

バンス氏はネタニヤフ氏について、「不支持を表明しているわけではないが、支持を表明しているわけでもない。イスラエルの選挙には関与しない」と語った。

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