[パリ 19日 ロイター] - フランスのルコルニュ首相は19日、週末に全国で抗議活動が暴力的な事態に発展したことを受け、同日夜から一部地域で夜間外出禁止令を出すよう地方当局に要請したと明らかにした。
ルコルニュ氏は記者団に「治安回復に向けた決意は揺るがない」と述べ、非常事態宣言が必要と判断されれば「発令することもできる」と説明。ただ、現段階では部分的な夜間外出禁止令の方が「より適切」との考えを示した。
対象となる都市や具体的な措置は明らかにしなかったが、パリ全域を対象とする全面的な夜間外出禁止令は否定した。
週末の暴動や略奪の爪痕が残る中、フランスの主要都市の市長らは19日、治安部隊の準備が不足していたとして政府に説明を求めた。
17日には、生活費の高騰と公共サービスの質の低下に抗議するデモが一部で暴徒化し、同国で過去数十年で最大規模の暴動に発展した。