Noriyuki Hirata
[東京 19日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は反落し、前営業日比0.62%(407円59銭)安の6万4916円70銭で取引を終えた。前週末の米国株式市場で新興クラウドのコアウィーブ株が急落したことを嫌気してAI(人工知能)株安となる中、週明けの東京市場では朝方から関連株の売りが優勢だった。一時節目の6万4000円を割り込んで1カ月ぶり安値に下落する場面があったが、次第に押し目買いが入り、引けにかけて下げを縮めた。TOPIXは小高く終えた。
前週末の米国市場でコアウィーブ株が再び急落し、フィラデルフィア半導体指数(SOX)が3.8%安となったことが、国内関連株の逆風になった。米標準油種WTI先物が一時100ドル台に上昇したことも投資家の慎重姿勢につながった。
アドバンテストやソフトバンクグループといったAI・半導体関連株が軟調となり、日経平均は一時2.28%(1492円51銭)安の6万3831円78銭と約1カ月ぶりの安値を付けた。原油高によるインフレ懸念は、景気敏感株の重しになった。
その後、日経平均は下値で押し目買いが入り、午後にかけて下げを縮めた。時間外取引の米株先物や韓国KOSPIの堅調推移が投資家心理の支えになった。キオクシアホールディングスはプラスだった。
直近の株安は、コアウィーブのCDS(クレジット・デフォルト・スワップ)スプレッドが急拡大する中、ハイパースケーラーの資金調達環境も悪化しかねないとの警戒が浮上していたことが一因となってきたが、下げ渋る形となり「(コアウィーブとハイパースケーラーとでは)稼ぐ力が異なるという認識が広がってきているのではないか」(東京海上アセットマネジメントの若山哲志株式運用部シニアファンドマネージャー)との声があった。
目先は企業決算や日米の中銀会合、米中間選挙とイベントが相次ぐ。これらをこなす中で「ファンダメンタルズが崩れていないと確認されれば、(この数日の株安は)ポジション調整にすぎなかったという整理になるのではないか」(若山氏)との見方も聞かれた。
TOPIXは0.04%高の4067.48ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比0.03%高の2096.27ポイントだった。プライム市場の売買代金は6兆7835億8000万円だった。東証33業種で上昇したのは、鉱業、海運、石油・石炭の21業種、下落は非鉄金属、電気機器、繊維の12業種。
INPEXが大幅高。前週に決算を発表したベイカレントやSHIFTが引き続き買われた。一方、メルカリや高島屋は軟調だった。新興株式市場は、東証グロース市場250指数が反落し、1.57%安の766.91ポイントだった。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが621銘柄(40%)、値下がりは873銘柄(56%)、変わらずは58銘柄(3%)だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 64916.70 -407.59 64819.56 63,831.7
8─65,067
.80
TOPIX 4067.48 1.48 4043.98 4,007.34
─4,070.4
7
プライム指数 2096.27 0.73 2081.48 2,065.31
─2,097.7
9
スタンダード指数 1684.56 -0.21 1675.23 1,667.64
─1,687.0
2
グロース指数 979.31 -13.87 983.13 974.76─9
83.45
グロース250指数 766.91 -12.27 770.96 763.20─7
71.18
東証出来高(万株) 206192 東証売買代金(億円) 67835.80