[19日 ロイター] - ベトナム国家銀行(中央銀行)は商業銀行に対し、企業向け貸出金利を引き下げるよう指示した。住宅ローン金利の上昇が、経済成長の主要なけん引役である不動産市場を圧迫していることが背景。
・18日付の通達で、重点分野向けの貸出金利を年率で1.5─2%ポイント引き下げるよう銀行に指示した。
・また、期間6カ月以上の預金の公示金利を少なくとも0.5%ポイント引き下げ、預金者により高い金利を提示する競争をやめるよう求めた。
・さらに、金利に関する政府や中銀の指示に従わない銀行に対し、規制要件の厳格化や2027年の融資増加率の上限引き下げなどの措置を講じる可能性があると警告した。
・このほか、融資基準を緩和することなく、生産活動や重点分野、実行可能な主要プロジェクトに融資を振り向けるよう指示した。
・一連の措置について、安定の維持、インフレ抑制、銀行システムの保護を図りつつ経済成長を支援する狙いと説明した。
・不動産サービス会社サヴィルズによると、首都ハノイの第3・四半期のマンション販売は前四半期比26%減、前年同期比48%減となった。中古市場の価格は3四半期連続で下落した。
・サヴィルズのアドバイザリーサービス部門責任者、ド・ティ・トゥ・ハン氏は「住宅ローン金利の上昇が、市場を圧迫する要因の一つとなっている」と述べた。