仏警察の対応に批判

フランスの抗議行動は9月、労働者層が多いパリ北部郊外の高校で始まった。教員不足や施設の老朽化に対する怒りが、格差や公共支出、生活水準を巡る幅広い抗議運動に発展した。

パリでは17日、蛍光ベストを着た抗議者たちが道路を封鎖した。フランスでは、マクロン大統領の一期目も「黄色いベスト運動」と呼ばれる抗議活動が起きたが、今回のデモ参加者数は当時のピーク時の規模を上回った。ただ、23年の年金制度改革反対デモの規模には及ばなかった。

デモ参加者に負傷者が出たことを受け、警察の対応に批判が集まっている。警察の監察機関は、警察による暴力行為の疑いがある少なくとも24件について調査を始めた。

ルコルニュ首相は、17日の抗議活動で150人以上の警察官が負傷したと述べたが、デモ参加者に負傷者がいたかどうかについては言及しなかった。

ヌニェス内相は、17日の警察との衝突で1人が片手を失ったとの報道を確認した。フランスのメディアによると、この人物は閃光手りゅう弾を拾おうとしたとされる。

警察労組UNSAは、複数の場所で群衆がこん棒やれんがを使って警察車両を襲う映像をXに投稿した。同労組は政府に対し、警察は限界に達しつつ

[ロイター]
トムソンロイター・ジャパン
Copyright (C) 2026トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます
ニューズウィーク日本版 進化する世界の鉄道
2026年10月20日号(10月14日発売)は「進化する世界の鉄道」特集。

鉄道黄金期を迎えたヨーロッパを旅する――コリン・ジョイス(ジャーナリスト)/豪快かつ特異なアメリカ大陸鉄道史/膨張する中国鉄路の野望/「夢の超特急」リニアの現実/韓国、アフリカ、インド……世界を駆ける鉄道新事情

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます