催涙ガス、放火、略奪も

大半の抗議行動は正午ごろに始まったが、デモの正式な開始時刻より前に始まったものもあった。

パリの一部地区では、警察が若者を中心とするデモ参加者に押されて後退しながら催涙弾を発射した。参加者の多くは黒い服を着て、催涙ガスに備えてフードやマスク、ゴーグルを着用していた。暴徒たちは中心部の百貨店「ギャラリー・ラファイエット」への侵入を試み、銀行や店舗を荒らし、携帯電話会社の店舗を襲撃した。デモ参加者による放火は終日続き、多数の車などが燃やされた。

ベルギーのブリュッセルでは、フランスの抗議行動に触発されたとみられる若者ら数百人がデモを行い、一部が警察と衝突した。ベルギーの学生団体は、教育費の上昇と、高等教育を受けにくくする恐れがある改革に抗議していると説明している。

アルバニアでは、ラマ首相の辞任を求める学生の大規模デモが5日目に入り、警察が参加者に向けてゴム弾とみられる弾丸を発射した。

住宅費やその他の生活費への抗議行動が数日間続いているポルトガルでは、数万人がリスボンの街頭に繰り出した。ポルトガルの住宅価格は2017年以来2倍に跳ね上がり、住宅取得の困難さは欧州でも最も深刻な水準にある。

イタリアでは、ミラノで生活費の高騰に抗議するデモ行進が混乱に陥り、警察は催涙ガスを使用して中心部の大聖堂広場を制圧した。ANSA通信によると、ボローニャでは別の抗議デモが暴徒化し、警察が群衆を解散させるために放水車を使用。7人を拘束した。

仏警察の対応に批判