[モスクワ 16日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領は16日、ウクライナとの国境沿いのウクライナ領内で「安全保障地帯」の設置を進めていると明らかにし、将来的にウクライナと交渉が行われた場合でも、この安全保障地帯は交渉の対象にしないと述べた。

プーチン氏はこの日、軍服姿でロシア軍統合部隊の指揮所を視察。安全保障地帯の設置は2024─25年にウクライナ軍がロシア西部クルスク州に侵攻したことへの対応になると説明し、「ロシア軍には、ロシア領から敵を排除する任務に加え、隣接地域に安全保障地帯を設ける任務も与えられている。この任務は成功裏に遂行されている」と述べた。

その上で、安全保障地帯の設置は「将来にわたりロシアの国境地域の絶対的な安全を確保すること」が目的だとし、これをウクライナとの和平交渉の議題にする考えはないと語った。

また、ロシア軍はウクライナ東部ドネツク州の制圧を進めているものの、同州の約10%をまだ掌握できていないとも述べた。

ロシア大統領府のペスコフ報道官によると、計画されている安全保障地帯の総延長は660キロ。このうち約70%はロシアがすでに支配下に置いているとしている。

プーチン氏の発言はテレビ中継された。

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