Ben Blanchard

[台北 16日 ロイター] - 台湾当局は、中国で11月に開かれる孫文の生誕記念行事に参加しないよう住民に呼びかけた。中国は昨年、孫文の生誕160年に当たる2026年11月12日に記念行事を行うと発表していた。

孫文は、1911年の辛亥革命を主導した一人で、中国最後の王朝である清の妥当に貢献したと中台双方がたたえている。

孫文は、中華民国を建国したが、毛沢東率いる共産党との内戦に敗れ、49年に台湾へ逃れた。

台湾では、孫文は「国父」とされ、総統府には肖像画が掲げられている。中華民国は現在も台湾の正式名称だ。

台湾の大陸委員会は15日夜に声明を出し、台湾住民は記念行事のために中国へ行くべきではなく、「中国共産党の主張に同調」すべきではないと述べた。

中国による孫文の解釈は「歴史的事実に忠実ではない」とし、中国は「記念行事を利用して『台湾独立に反対し、統一を促進する』という主張を広めている」と指摘した。

中国国務院台湾事務弁公室はコメントの要請に応じていない。

中国政府は、11月の記念行事の詳しい内容を明らかにしていない。16年の行事では、習近平国家主席が演説し、孫文は「国家分裂」の試みに反対したと述べ、「祖国の完全統一」は全ての中国人にとって神聖な責務だと表明した。

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