核兵器をめぐる世界の状況は、大きな転換点を迎えている。

米露間の核軍備管理の柱だった新START(新戦略兵器削減条約)は失効し、中国も核戦力を増強している。欧州でも核抑止を強化する議論が活発になっている。

そうしたなか、中満泉・国連事務次長(軍縮担当上級代表)が特に警戒するのは、核兵器そのものの増加だけではない。

誤解や誤算から危機がエスカレートしたとき、それを止める仕組みが十分に存在しないことだ。

さらに、大国の対立によって国連安全保障理事会が機能不全に陥るなか、国際協調をどう立て直すのか。日本にはどのような役割があるのか。中満氏に聞いた。(2026年9月21日、本誌の単独取材に応じた)

再び強まる「核兵器への依存」
【関連記事】