[15日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は、ロシアの製油所への攻撃を再開すると明らかにした。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)のインタビューで語った。
ゼレンスキー氏は13日、トランプ米大統領が「エネルギー停戦」を発表したことを受け、ロシアのエネルギーインフラへの攻撃を2日間停止したと述べていた。
FTが15日掲載したインタビューでは「(製油所攻撃の)停止はもうやめる。終わりだ」と述べた。また、トランプ政権がロシアとのビジネス取引に積極的なことや、トランプ氏がロシアのプーチン大統領を称賛しているように見えることを批判した。
ウクライナ軍が攻撃を停止したにもかかわらず、ロシアの弾道ミサイルに関する米国の早期警戒情報を受け取れなくなったと語った。イーロン・マスク氏の衛星通信サービス「スターリンク」の通信速度が国内全域で低下し、前線での作戦やロシアの軍事拠点への中距離攻撃に支障が出たとした。
ウクライナ軍当局者は米国の担当者から「(エネルギー施設への攻撃を)やめなければ、情報提供を止める」と告げられたという。スターリンクの障害については、技術的な不具合という説明があったとしたが、ゼレンスキー氏は「意図的なもの」と指摘した。
米政権との関係修復に向けてエネルギー施設への攻撃停止に応じるかと問われると、ゼレンスキー氏は、見返りに米国製の迎撃ミサイル「パトリオット」を追加で供与されるなら同意できると答え、それが受け入れられる「最低限」の条件だとした。