Olivia Le Poidevin

[ジュネーブ 14日 ロイター] - 人道支援機関が14日発表したところでは、イエメン全土の病院が急増する戦傷者への対応に苦慮しており、前線の戦闘激化に伴い約80万人への人道支援が途絶えている。

支援機関によると、イエメンでは親イラン武装組織フーシ派とサウジアラビアが支援する暫定政権との戦争が先月再開して以来、国内の状況が急速に悪化している。

国連世界食糧計画(WFP)は14日、今月フーシ派に包囲された都市タイズでは、小麦粉の在庫がほぼ底をついていると発表した。タイズでは20万人以上の子どもを含む60万人以上が支援に依存しているという。

WFPは、国内で80万人が支援の届かない状況だと説明。WFPイエメン代表兼国別ディレクターのエエル・キディル・ダルーム氏は「支援物資が安全に移動できず、最も必要としている人々に届かない場合、急速に人道的惨事へと発展し得る状況だ」とのコメントを出した。

一方、タイズのある病院は、透析用品の深刻な不足に直面しており、在庫はあと14日分しかないと明かした。

赤十字国際委員会(ICRC)は、マリブ、タイズ、紅海沿岸を含む地域の最前線の病院に、これまでにない数の戦傷者が押し寄せており、一部の施設では1週間に700人以上を受け入れたと説明した。イエメンの医療サービスは長年の紛争や経済危機で打撃を受けており、戦闘がさらに激化すれば負傷者の急増に対処できる余地が限られるかもしれないという。

また、国連の国際移住機関(IOM)によると、戦闘が始まってからの数週間で20万人超が家を追われた。

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