Florence Lo Huey Mun Leong
[丹東(中国) 15日 ロイター] - 中国と北朝鮮を結ぶ「新鴨緑江大橋」が15日、開通した。中朝は、関係悪化や新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)に伴う往来の途絶を経て、橋の開通で貿易や商取引の活性化を目指す。
橋自体は2014年に完成したが、その後も使われず、北朝鮮側の接続道路や税関施設も未完成の状態が続いていた。
中国国営の新華社は15日、両国が新しい橋の開通式を開催したと報じた。北朝鮮の国営メディアは今のところこの件について報道していない。
ミサイル・核開発を受けた国連の一連の制裁により、北朝鮮は物資や労働者の往来が禁止されたが、中国は依然として北朝鮮にとって最大の貿易相手国となっている。
慶南大学極東問題研究所のイム・ウルチュル氏は「この橋によって、直ちに制裁前の貿易が全面的に復活する可能性は低い」と指摘。ただ、北朝鮮の開発事業に必要な重機や原材料、エネルギー製品の輸送には役立つとの見方を示した。
中国の北朝鮮向け輸出は昨年、前年比25%増の23億ドルとなり、6年ぶりの高水準に達した。ただ、国連制裁が強化された2017年以前の水準は依然として大幅に下回っている。