Stephen Nellis Deepa Seetharaman
[ニューヨーク 14日 ロイター] - 生成人工知能(AI)モデル「チャットGPT」の開発元である米オープンAIは、アップルに移籍した元従業員が未発表製品に関する100件を超える機密情報のファイルを自分宛に送信し、数カ月前にアップルの上級幹部に対して内容を漏えいしたとの書類をカリフォルニア州サンノゼの連邦裁判所に13日提出した。
両社は係争中で、アップルもオープンAIに移籍した元従業員が機密情報を持ち出し、オープンAIのハードウエア部門に持ち込んだと主張している。オープンAIはアップルの主張を否定している。
エドワード・ダビラ判事は、アップルが元従業員の端末からデータを収集することを認め、証言を聞く可能性があると説明した。公判は2027年10月に始まる可能性が高いが、オープンAIは27年6月にも公判の準備が整う可能性があるとしている。
オープンAIは提出した書類で、アップルが独自のAI製品の開発を進めていると訴えた。アップルは13日、スマートホーム端末「HomeView(ホームビュー)」を発表した。
オープンAIはその上で「当社は営業上の秘密や機密情報がアップル社内で流通し、アップルのエンジニアがオープンAIの機密事項や革新的な成果に基づいてアップルの今後の製品を設計できる状況にあることを深く懸念している」とコメントした。
これに対しアップルは、新入社員が元の勤務先の機密情報を使わないためのポリシーと手順を整備しており、オープンAIの主張を裏付ける証拠は見つかっていないと反論している。