Yuliia Dysa
[キーウ 14日 ロイター] - スペースXがウクライナで衛星通信サービス「スターリンク」の一部を制限した。このためスターリンクが欠かせない無人機(ドローン)の戦闘任務に支障が出ている。ウクライナ当局者らが14日、明らかにした。
ベスクレストノフ大統領顧問はメッセージアプリ「テレグラム」に「わが国の防衛部隊はこの制限について事前に通知を受けておらず、複数の任務に支障が出た」と投稿した。
同氏によると、スペースXは軍用仕様のスターリンクについて、速度が時速100マイル(160キロ)を超えるとサービスが利用できないようにした。
南東部に展開するウクライナ軍の第7即応軍団も、一部の任務を中止せざるを得なくなったと明らかにした。ロイターへの声明で「われわれが確認したところ、飛行中は時速110─120キロでも10─20秒間、接続が途切れることがあった。ドローンは飛び続けたものの、その影響で操縦が難しくなった」と説明した。
ウクライナ国防省筋もこの制限で補給や一部のドローン作戦が著しく困難になっていると述べた。
スペースXにコメントを求めたが、現時点で回答は得られていない。
スターリンクのサービスが制限された理由は明らかではない。ただウクライナはロシアの製油所への攻撃を停止するよう米国から圧力を受けている。
スターリンクはロシア国内では利用できず、ロシアの石油産業を攻撃するウクライナのドローンは別の通信手段を使っている。