[14日 ロイター] - デロイトが14日公表した調査によると、英国の大企業は今後1年間でインフレ率と金利が上昇すると予想し、コスト削減を一段と重視している。英国はヒーリー財務相による初の予算案発表を2週間後に控えている。
国内企業経営陣の景況感を測るデロイトの最高財務責任者(CFO)四半期調査の結果は以下の通り。
・1年後のインフレ率予想は3.4%と、前回調査の3.0%から上昇。
・1年後の政策金利は4.0%と、現在の3.75%を上回ると予想。
・借入コストが高いと回答したCFOの割合は2年半ぶり高水準となった。
・デロイト英国のチーフエコノミスト、デバプラティム・デ氏は「10年にわたる指導者の交代、政治の分断の深まり、ほぼ絶え間なく続く税制を巡る憶測が、企業を取り巻く環境に影を落としている」と述べた。
・今後1年の重要な優先課題にコスト削減を挙げたCFOは68%と、前回調査の53%から増えた。
・企業経営上のリスクでは、地政学リスクが引き続き首位で、スコアは67%。2番目は英米当局による追加利上げの可能性で、スコアは65%と前回の59%から上昇した。
・調査は9月17日─10月1日に、FTSE100種指数構成企業12社とFTSE250種指数構成企業25社を含む66人のCFOを対象に実施した。