高校生が立ち上がった抗議活動に、フランスが揺れている。そこに口を出したのが、ドナルド・トランプ米大統領だ。今の混乱は、より広範な懸念を反映しているという。
「フランスでの出来事は、制御不能になった移民大量流入(の結果)にほかならない。問題は学校ではない。かつて偉大だった国を、イスラム教徒が乗っ取ろうとしていることだ!」。トランプは10月6日、自身のソーシャルメディア、トゥルース・ソーシャルへの投稿でそう主張した。
同じ日、フランス各地では教育予算増額を要求する高校生や支持者が大規模デモを行った。来年に任期終了が迫るなか、エマニュエル・マクロン大統領率いる政権への圧力は増すばかりだ。
トランプの発言は、移民やナショナルアイデンティティー(国民意識)をめぐるフランス国内のより幅広い政治論議に言及したものでもある。欧州の移民政策への批判を繰り返すトランプに言わせれば、大規模な移民流入は文化や安全保障上の問題になる。
今回の「口先介入」は、フランスで既に意見が割れている争点を突いた形だ。
抗議活動は9月中旬、パリ郊外の高校で、教員不足や劣悪な学習環境に生徒が学校封鎖で抗議したのが始まりだ。局地的な運動はたちまち全土に広がり、各地で高校生が学校を封鎖したり、デモを組織する事態に発展している。
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