[12日 ロイター] - 調査会社カウンターポイント・リサーチが12日発表した2026年第3・四半期のスマートフォン世界出荷台数(速報値)は前年同期比で20%減り、第3・四半期としては2012年以来、14年ぶりの低水準となった。半導体価格の高騰と供給不足が製品価格を押し上げたことが響いた。
カウンターポイントのシニアアナリスト、シルピ・ジェイン氏は「消費者が想定よりも長く端末を使い続ける一方で、再生品や高付加価値端末への関心を高めている」と指摘した。
メーカー別のシェアは、韓国サムスン電子が23%で首位を維持。折りたたみ式の「ギャラクシーZ フォールド8」シリーズの販売が堅調だったことや、中級端末向けの部品供給が安定していたことが下支えした。第3・四半期の出荷台数は前年同期比で3%減少した。
米アップルのシェアは22%となり、第3・四半期で20%の大台を超えたのは初めて。
中国のOPPO(オッポ)、vivo(ビボ)はそれぞれ出荷台数が前年同期比で20%超減った。
小米科技(シャオミ)の減少率は30%を超え、シェアは10%に低下した。利益率を優先するために低価格帯端末や外国市場の一部への出荷を取りやめたことが要因。
カウンターポイントは「年内の見通しは引き続き厳しい」とし、「生産削減や製品群の絞り込み、高級端末強化の動きは今後も続く可能性が高い一方、価格に敏感なセグメントは端末価格の上昇や部品の供給不足によって一段の圧力に直面するだろう」との見解を示した。