[12日 ロイター] - ゴールドマン・サックスは12日、世界株式の今後3カ月の投資判断を「ニュートラル」から「オーバーウエート」に引き上げた。企業利益の拡大が引き続き株価を支えているほか、決算シーズンを前にバリュエーションの魅力が高まっていると指摘した。
詳細は以下の通り。
• 中東の供給懸念で原油価格が上昇し、インフレや高金利の長期化に対する懸念が強まっている。加えて、企業や政府の債務増加が世界的な債券売りを引き起こし、ここ数週間、市場を動揺させている。
• ゴールドマンは、こうした逆風にもかかわらず、最近の株価下落により、第3・四半期決算発表を前に株式の買い場としての魅力が高まったと指摘。今回の引き上げで、今後3カ月の投資判断を、既に強気としている12カ月の判断にそろえた。
• アジア株と米国株の「オーバーウエート」、欧州株の「アンダーウエート」を維持した。一方、金利とエネルギー価格の上昇が引き続き株式にとって短期的な主なリスクだと指摘した。
• さらに、米中間選挙を巡る不透明感により、市場のボラティリティーが現在の低水準から上昇する可能性があるとした。
• ゴールドマンは、ハイテク株と債券に似た特性を持つ株式を組み合わせる「バーベル戦略」を選好している。いずれも金利低下の恩恵が見込めるほか、この組み合わせはハイテク株が売られたり、成長への懸念が強まったりした場合のヘッジにもなるとした。
• 国債の今後12カ月の投資判断も「オーバーウエート」に引き上げた。「債券は、ポートフォリオの足かせからヘッジ手段へと徐々に変わっていくと考える」とした。