[ニューヨーク/ロンドン 12日 ロイター]  - 12日の欧州外為市場では、ドルは1年半ぶりの高値近辺で推移した。中東紛争の激化と週内に発表される重要な米物価指標を前に、投資家が慎重姿勢を維持する中、安全資産としての需要がドルを支えた。

主要6通貨に対するドルの値動きを示すドル指数は0.16%高の102.39。先週付けた1年半ぶりの高値をわずかに下回る水準にある。

米市場規制当局の週間データによると、投資家はドルの買い持ちを積み増しており、10月7日までの1週間では約360億ドルと、3週間前の84億ドルから増加した。主にユーロが売られた。

ロンドンのLMAXグループの市場ストラテジスト、ジョエル・クルーガー氏は「市場は比較的明るいムードで週を迎えたが、その後は地政学的な不透明感の再燃と原油高がリスク選好を圧迫し、地合いが悪化した。これが新たな米ドル需要を促している」と述べた。

14日に発表される米消費者物価指数(CPI)は、今月の米連邦準備理事会(FRB)の金融政策会合を前にした最後の主要経済指標の一つで、ドルの短期的な方向を左右する重要な材料となりそうだ。

市場は追加利上げの可能性を見極めようと経済指標を注視している。CMEのフェドウオッチによると、市場が織り込む今月の金利据え置き確率は81%と、1カ月前の51%から上昇した。

ユーロは0.19%安の1.1180ドル。2027年の大統領選を前にフランスの財政健全性に対する投資家の懸念が重しとなり、先週まで5週連続で下落した。

ドル/円は158.57円と小幅高。日本が祝日のため商いは薄かった。英ポンドは1.323ドルでほぼ横ばいだった。

<為替> 欧州終盤 アジア市場終盤 コード

ユーロ/ドル    1.115 1.1202

6

ドル/円 158.7 158.44

1

ユーロ/円 177.0 177.52

7

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