[ニューデリー 12日 ロイター] - インドのデリーで12日、野党が有権者名簿の見直しに抗議し最高裁へのデモ行進を計画する中、当局が地下鉄6駅を閉鎖した。
野党各党や若者中心の団体「ゴキブリ人民党(CJP)」の支持者らは今月、ほぼ連日街頭に繰り出し、有権者名簿の見直しを巡りギャネシュ・クマール選挙管理委員長の辞任を求めている。抗議活動の参加者らは、見直しがモディ首相の与党インド人民党(BJP)に不当に有利に働いているとしている。
2025年に始まった見直しでは、死亡者や転居者、所在を確認できなかった人など、日本の人口を上回る1億3000万人超の名前が有権者名簿から削除された。
選管は特定の政党を優遇しているとの見方を否定し、誤って名簿から削除された有権者は再登録できると説明している。一方、BJPは、野党が正当な選挙手続きに不当に疑義を呈し、国の民主主義を損なおうとしていると非難している。
警察は週末、CJPの指導者を含む数千人の抗議参加者を拘束した。CJP支持者らがデモ行進を試みたのに対し、数千人の治安部隊がデリー中心部を封鎖して阻止した。
12日には「治安上の理由」で地下鉄6駅が閉鎖され、警察は20カ所以上の区間で交通規制や迂回措置を実施した。
最大野党の国民会議派は、最高裁へ行進して長官に覚書を提出し、「票の窃盗」の終結とクマール氏の辞任を要求すると表明。同党を率いるラフル・ガンジー氏は「若者、全ての野党、市民団体、民主主義を信じ、インド憲法を擁護する全ての人が、われわれと共に行進する」とXに投稿した。
ただ、国民会議派関係者によると、カント最高裁長官はこの問題が既に裁判所で審理中だとして面会要請を断り、司法手続きを通じて対処するよう求めたという。
一方、CJPは指導部がデリー警察と面会し、平和的な抗議活動を行う日程の提示を「要求する」と表明した。24時間以内に日程が示されなければ、新たな抗議活動を呼びかけると警告している。